更新日時: 2018年/11月/28日 by aruna
ヤマトヌマエビのコケ取り能力は極めて高いです。糸ゴケが生い茂ってまるで腐海のように荒れ果てた水槽も、ヤマトを数匹投入するとたちまちピカピカになってしまいます。
体が大きい分ミナミヌマエビよりもコケを処理する能力が高いので、水草水槽でコケにお悩みなら是非導入をお勧めしたいです。
しかし、ヤマトヌマエビは水草などに付着する糸状のコケ(糸コケ)しか食べません。
水槽の壁に付着した茶ゴケや緑のコケなどは見向きもしないので誤解しないようにしましょう。
(ちなみにガラス面に付着したコケは生き物に頼るのではなくスポンジで磨いた方が効率が良いです笑)
ヤマトヌマエビの混泳
ヤマトヌマエビはおとなしい性格なのでどんな魚でも混泳できます。
しかし、エビを食べる魚(エンゼルやディスカスのようなシクリッド、大型のベタ、グラミーなど)を入れると物陰に隠れて出てこなくなるため注意が必要です。
ちなみに同種同士の混泳も問題ありませんが、過密飼育すると脱皮の時にほかのエビに襲われ、食べられる事故が多発するので入れすぎに注意しましょう。
ヤマトヌマエビの繁殖
ヤマトヌマエビは卵を河に産みます。しかし、卵は水流に乗って河口付近で孵化し、幼生は海で育ちます。
そのため、ヤマトヌマエビを繁殖させるには、人工海水を使って70%程度の汽水を作る必要があります。
また、誤解されがちですが、抱卵したヤマトヌマエビのメスや、卵を汽水に入れても孵化することはありません。
まずは淡水で卵を孵化させ、孵化したての幼生(ゾエア)を回収して汽水水槽に投入しなければならないのです。
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