更新日時: 2023年/09月/18日 by aruna
メダカの痩せ細り病の治療
メダカの痩せ細り病の治療の治療について説明します。痩せ細り病は原因だけでなく、治療法もはっきりしていません。
ネット上には様々な治療法がありますが、再現性が乏しく、ある環境では効果があったやり方を自分で試しても効果がないこともあります。痩せ細り病になったらいろいろな治療法を試してみるしかないでしょう。
痩せ細りになったメダカは死んでしまうことが多いですが、助かった個体ももちろんいます。そういった個体は元の体型には戻らないことがほとんどです。ですが、痩せたままでも何ヶ月も生きていることがほとんどなので、痩せているからといってすぐに死ぬことは内容です。
パラクリア
興味深かったのがパラクリアという寄生虫駆除効果があるエサを使うと痩せ細り病が予防できるのでないか、という意見がネット上にありました。たしかに痩せ細り病の原因が寄生虫や原虫であればパラクリアで治療できる可能性があります。
特に内蔵に入り込んだ寄生虫までパラクリアであれば駆除できる可能性があると思うのでやって見る価値はあると思います。私はまだパラクリアで痩せ細り病のメダカを治療したことはありませんが、パラクリアを複数の水槽で使っていますが痩せ細り病で死んだメダカは出ていないため何らかの効果がある可能性があります。
ただし、私自身未確認の方法なので推奨はしません。
塩水浴
痩せ細り病になったメダカを塩水浴で治療するのが最もポピュラーです。
個人的に、0.6%以上の塩水に2日程度つけておくと復活するメダカが多かったです。
ここで重要なのは徐々にメダカを慣らしていき、塩水を濃くしていくことです。
いきなり塩分を強くすると死んでしまう可能性があるので、最初は0.3%の塩水を作り、その後塩を足していきます。塩水に1日~2日つけておくと元気を取り戻すメダカが多かったです。
薬浴(アグデン・グリーンFゴールドリキッド・観パラD・エルバージュ)
痩せ細り病には、アグテンに加えてグリーンFゴールドリキッド・観パラD・エルバージュなどの薬を使う治療法もあります。痩せ細り病の原因は寄生虫や細菌が原因であるものもあるため、塩水浴が効果がなければ薬浴させれば効果がある可能性が高いです。
アグテン+エルバージュを使えば理論上ほとんどの病気に効果がありますが、薬や塩浴が全く効果がない痩せ細り病のメダカもいるので確実な治療法ではありません。
隔離飼育
ネット上で意外と多かったのが痩せ細り病のメダカを別の容器に隔離して餌を与え続けたら治ってしまったという事例でした。
痩せ細り病は病気ではなくストレスなどが原因であることも多いようです。もし薬や塩で治らなければ別の容器に移して栄養価が高い餌を与えると良くなることがあるようです。
隔離したメダカは光を当てながら、ブラインシュリンプやミジンコなどをたっぷり与え、毎日水換えをします。
さらにグリーンウォーターを入れて太陽光に晒すと改善したという声もありました。
正露丸(検証中)
さらに、私が個人的に驚いたのが痩せ細り病のメダカの水槽に正露丸を入れたら治ってしまったという口コミでした。
確かに正露丸はアニサキスを駆除するなど内蔵の寄生虫を退治する効果や殺菌効果があります。このため、もし痩せ細り病が内蔵の寄生虫や病原菌が原因であれば正露丸を入れれば効果がある可能性があります。
具体的なやり方は、6リットルにつき、正露丸(糖衣錠ではなく黒い丸薬)を1錠入れた容器にメダカを入れるだけだそうです。
私も今、3リットルの容器に痩せ細り病になってしまったメダカを用意して、正露丸を半分入れ、毎日全部換水して試しています。
デメリットとしては正露丸がとても臭いです。
2か月たった結果
2022年の6月頃、痩せ細り病のメダカ4匹を準備し、正露丸浴を試しました。結果は痩せ細り病で死んでしまったメダカが2匹に対して、治ったメダカが2匹でした。
治療後2か月が経過しても2匹とも生きていました。その後室内から屋外に移動させましたが、2022年の10月になっても生きています。
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