更新日時: 2019年/11月/01日 by aruna
もし、海水の濃度が高いと塩分が体に流れ込むのを防ぐため、魚の腎臓が痛んでしまいます。人間で言うと塩分を取りすぎて腎臓病になるようなものです。
もちろん1.026ぐらいまでなら直接命に係わるほどではありませんが、抵抗力が弱まり病気にかかりやすくなります。
実際、1.025以上の高濃度の人工海水で飼育していると白点病にかかりやすいと実感している人もいるほどです。
そのため、人工海水の濃度は1.018~1.020ぐらいに設定しておくのがちょうどよいと思います。
海水は蒸発してだんだん濃くなってゆく
さらに、水槽の水はすぐに蒸発していくため、海水濃度はだんだん濃くなっていきます。特に小型水槽でヒーターを使用している場合かなりのスピードで水が減っていきます。
もし仮に最初1.023ぐらいの濃度で人工海水を作っておくと、あっというまに濃度が高くなり、1.030を軽く超える事態が頻繁に起こります。
こういった事態を防ぐためにも、最初からわざと低めの濃度に設定しておけば蒸発してもしばらくは大丈夫です。
人工海水を薄くするデメリット
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