海水生物

海水魚の突然死の原因「硫化水素」を除去する対策法

海水魚を飼育していると突然魚が死んでしまうという事態に遭遇することがあります。
病気の痕跡がないのに魚が死んでしまった場合、水槽内で「硫化水素」が発生していることが多いです。
水槽内で硫化水素が発生する原因や見分け方、除去する対策法を紹介します。

硫化水素が発生する原因

硫化水素は水槽内に「嫌気層」が存在すると発生します。嫌気層とは全く酸素が入ってこない空間という意味です。
細かい砂を分厚く敷いていると嫌気層ができてしまい、硫化水素が発生しやすくなります。

硫化水素は砂の中に蓄積されていますが、量が多くなってくると泡として水中に放出されます。また、水換えのタイミングで砂の中の硫化水素が流れ込んでしまうこともあります。
このため、水換えや底砂の掃除をした後に病気が発生しやすくなる原因の一つは硫化水素という説もあります。

硫化水素は人間ですら大量に摂取すると命にかかわるほど毒が強く、海水魚のエラを破壊して酸欠死に至らしめます。
このため、硫化水素が発生すると海水魚が即死してしまうために、突然死が発生するのです。

硫化水素は淡水でも発生しますが量がごくわずかであるためほとんどの場合魚にとっては無害です。
しかし、海水の場合は硫化水素が大量発生しやすくなるため、水槽内で硫化水素を発生させないようにすることが重要です。

海水魚の突然死が硫化水素かどうか特定する方法

海水魚の海水魚の突然死が硫化水素かどうか特定する方法はいくつかあります。

突然死の原因は硫化水素の他に、ウーディニウム病などの病気が考えられます。しかし、病気の場合、魚の体表が白くなったり、泳ぎ方がおかしいなどの異常が見られます。とくに新しい魚を追加して間もない場合、突然死の原因は硫化水素ではなく病気である可能性が高いです。

臭いをかぐ

海水魚の突然死が硫化水素であるかどうかをチェックするためには、水槽の臭いをかいでみて、硫黄やドブのにおいがするかどうか確かめましょう。
硫化水素はドブなどでも発生しているので、悪臭がしたら硫化水素が原因であることが多いです。

次に決定的な方法としては、サンゴや貝が無事かどうか確かめることです。
硫化水素は魚にとっては猛毒ですが、サンゴや貝などの無脊椎動物にはそこまで有害ではありません。
もし魚の突然死が水質悪化が原因であれば、硝酸塩などに弱いサンゴはたちまち弱ってしまいます。

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