メダカの卵の管理法について紹介します。カビたり卵が死んだりしている方はぜひお読み下さい。
卵の管理は実は一番難しい
メダカの卵はカビやすくほうっておくとすぐに駄目になります。また、プラナリアやボウフラなどに捕食されていつのまにかなくなってしまうこともあります。

実際、メダカの卵を粘着糸を剥がしたあとでメチレンブルーにつけて、氷を作るケースに一つづつ入れて管理しているメダカ業者もいるほどです。
もちろん、こうやって一つづつ管理すれば孵化率は高くなりますがとても面倒です。私もこんなことをいちいちやっていられません。
試行錯誤の末、手抜きでも孵化率をかなり高くできる管理方法を編み出しつつあります。未完成ですが、その卵の管理方法の一部をお伝えします。
卵クリーナーを使う
AmazonやPayPayフリマなどで販売されている卵クリーナーを使うと、粘着糸や無精卵を簡単に除去できます。使い方は簡単で、卵クリーナーの上に卵を指で押し付け、ゴシゴシ擦るだけです。これで粘着糸や無精卵、ゴミなどと卵本体を簡単に分離できます。私はこの卵クリーナーを使ってから作業時間を10分の1以下にまで短縮することができました。値段も数百円とやすいのでおすすめです。

エビやラムズホーンを用いた卵の管理法
私は現在、エビやラムズホーンに卵を管理してもらっています。やり方は簡単で、卵が入っているケースの中にミナミヌマエビとラムズホーンを入れて放置しておくだけです。
この記事で詳しく解説していますが、エビやラムズホーンを入れると卵が腐ったりカビが生えることがなくなります。これらの生き物は卵の表面に生えたカビなどを食べてくれるのです。
また、エビだけでなく水草も入れてエアレーションをかけ、針子が孵化したらそのまま育てられるようにしています。メチレンブルーを使った管理法の場合は孵化したメダカを別のケースに移さなければならないですが、こうしておけばそのまま卵から針子までワンストップで管理することができます。
ネットに入れておくと最強
さらに、卵を直接ケースに入れて管理するのではなく、ケースの中に卵隔離用ネットを入れておくとより万全です。卵は底に直置きすると孵化率が下がるような気がします。また、ユスリカの幼虫やプラナリアなどがケースにいると卵を食べられてしまいます。ネットに入れておけばこうした外敵を遠ざけて管理ができます。ネットの中に小さいラムズホーンを入れておくとよりよいでしょう。

メチレンブルーを用いたメダカの卵の管理法
メチレンブルーを用いたメダカの卵の管理法を紹介します。面倒ですが、ほとんどの方がこのやり方で行っている確実な方法です。
メダカの卵の基本的な管理法
メダカは卵を食べてしまうため、別の容器に隔離します。まずは水槽内に産み付けられた卵を採集します。この採卵方法は詳しく別ページで説明しているのでそちらを参照してみて下さい。

メダカの卵の容器は水が入ればどのようなものでも構いません。プリンカップやペットボトル、ヨーグルトやゼリーの空き容器、ダイソーで売られている1リットル程度の容器などなんでもOKです。
ただし、水が少ない容器で卵を保管する場合はメチレンブルーで消毒しないと卵がカビてしまうので注意しましょう。小さい容器であればメチレンブルーを1滴垂らせば十分です。
メダカの卵は30cc程度の醤油のタレを入れるケースに数十個入れられて販売されているぐらいなので、卵を管理するだけならどのような小さい容器に入れても大丈夫です。
ですが、卵が孵化したときにあまりにも狭すぎる容器だと針子がすぐに死んでしまうため、孵化するときには最低でも500ml程度あればいいでしょう。
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