その他の昆虫

アリ伝説の真実|アリの飼育・繁殖・寿命などについて

アリの飼育が近年ブームになっています。
「アリ伝説」という手軽にアリが巣を作るのを観察できるキットなどがホームセンターなどに売られています。
アリは最も身近な昆虫の一つですが、実際に飼育してみると大変な部類に入ります。

そんなアリの飼育法について紹介します。

※アリの飼育は基本的にはどの種類も同じですが、この記事では最も簡単&身近な存在であるクロオオアリやクロヤマアリを想定しています。

アリの飼育は難しい!

結論から言うと、アリの飼育は難しいです。意外かもしれませんが、アリを長期飼育するよりも、ずっとカブトムシやクワガタを飼育する方が簡単です。
なぜなら、アリをケース内で飼育した場合、糞尿で土が汚れてしまうからです。
アリは自らの糞尿で巣の中が汚れてくると弱ってすぐに死んでしまいます。

そこで、ケース内は一定の湿度を保ち、常に清潔にしておく必要があるのです。

アリ伝説でアリがすぐ死んでしまう理由も湿気だった!

アリ伝説でアリがすぐ死んでしまう理由も湿気が原因です。
アリ伝説とは、ケース内にアリジェルというジェル状の塊が同梱されているセットです。
アリジェルは栄養を含んでいるので餌を与える必要もなく、半透明なのでアリが巣を作っているところを観察できるというセットです。

しかし、アリ伝説のレビューを読んでいると
アリがすぐに死んでしまった
最初のうちは元気だったけど、ほとんど動かなくなってしまった

などの意見が目立ちます。
これも容器内が糞尿で汚れてしまい、アリが湿気でだんだん弱っていくことが原因です。
そこで、アリを元気に長生きさせたい場合は、なるべく清潔な環境で飼育し、汚れがたまらないように工夫をすることが重要です。
実際、研究機関などでは、アリを飼育するときは石膏を用います。
石膏は吸湿力にすぐれ、湿気を一定に保つ効果があります。また、土のように腐敗することがないので清潔です。
ですから、本格的にアリを飼育する場合は、アリ伝説のようなジェルや土を用いるのではなく、石膏が使われた専門の飼育キットを使ったほうがいいでしょう。

アリのエサ

アリは肉食に近い雑食です。
ですが、先述の通り汚れに弱いので、お菓子や砂糖、腐敗しやすいものを与えるのは厳禁です。
自然化では生きた昆虫や種子、樹液などを食べますが、最も手軽なのは昆虫ゼリーです。
アリはいろいろな食べ物をバランスよく食べる習性があるので、できれば産卵促進用の高たんぱくゼリーを与えた方がいいでしょう。
余談ですがクワガタやカブトムシに高たんぱくゼリーを与えても寿命は変わりませんが、アリにとっては有効なのは少しおかしいですね笑

アリの寿命

アリの寿命は、働きアリが一年程度、女王が10年以上といわれています。
ですが、野生の働きアリを捕獲した場合は年齢が様々なので、寿命にはばらつきがあります。

巣作りを見たいなら女王が必要

ちなみに、「アリ伝説」などの飼育キットには生きたアリは付属しません。そのため、公園などでアリを捕まえてくるしかないのですが、このアリは全部働きアリです。
働きアリは卵を産むことなく、女王のために餌を運ぶのが主な役目です。

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