更新日時: 2023年/09月/03日 by aruna
さらにPSBを毎日使っている水槽も少しウンコの臭いがするようになります。このようなウンコ臭い環境でもメダカは元気に泳いでいますし、PSBを入れるとエサを入れたときのように寄ってきます。
また、PSBは非常に臭いですが臭いが残らないというのが唯一の救いです。服や床にこぼしてしまっても臭いが取れないということはありません。
PSBの増やし方・培養法
PSBの最大のメリットは自分で増やせることです。他にも優れたバクテリア剤はたくさんありますが、手軽に自分の家で増やせるバクテリア剤はPSBだけです。
PSBを増やす際に準備するもの
PSBを増やす際に準備するものを説明します。
ペットボトル
エビオス錠
PSB原液
まず、PSBを増やす際に準備するものはPSBの原液です。市販されているPSBで大丈夫ですが、濃縮タイプの濃いものを選ぶ必要があります。
Amazonなどの通販サイトでは濃いタイプのPSBが売られているのでそれを選ぶといいでしょう。ホームセンターなどで売られている薄紫色のPSBは非常に薄いのでうまく増えないです。
私は上記画像の和香のPSBを使っています。
エビオス錠
PSBはそのまま原液を薄めただけでは増えません。PSBの菌に食べさせる栄養が必要です。具体的には豆乳や専門の培養液などを使っている方もいますが、一番簡単なのはエビオス錠です。ペットボトルの中にエビオス錠とPSB原液を水で薄めたものを入れておけば培養することができます。
ペットボトル
PSBを培養する際の容器です。完全に密封しなければならないのでペットボトルが一番最適です。
PSBの培養法
PSBの培養法を紹介します。
準備
まずはペットボトルの中にPSBの原液を入れます。あまり入れる量が少ないと培養完了までの時間が長くなります。具体的には4分の1から半分程度原液を入れる方が多いです。
原液を入れたら次にエビオス錠を入れます。エビオス錠は1リットルにつき3~5錠程度です。エビオス錠を入れたら水をペットボトルが満杯になる寸前まで入れます。この際カルキ抜きしなくても普通の水道水を直接入れれば大丈夫です。
PSBは嫌気性細菌と呼ばれており、空気があると増えないのでかならず蓋をします。
培養
ペットボトルは光が当たる場所に放置します。PSBは光があたって20度以上あれば培養可能です。夏場であれば2週間前後外で放置すれば培養が完了します。色が濃くなってきたら培養完了ですが、最低でも2週間は放置して熟成させたほうがよいPSBが培養できるそうです。
また、室内でも熱帯魚用のライトをつけっぱなしにして、パネルヒーターや電気毛布などで保温するなどの工夫をすれば培養可能です。1日じゅうつけっぱなしにすれば1週間前後でPSBを培養できるそうです。
まとめ
PSBがメダカ飼育において本当に効果があるのかは賛否両論あります。ですが、B型おやじさんや静楽庵さんなど、著名ブリーダーや業者でもPSBを使っている方はいます。ただ、私の周りでPSBを使っている方は一人もいません。また、私もメダカの針子にPSBを与えていましたが最近は面倒なので全然与えていませんでした。ですが、特に差はなかったので、本当に効果があるのかはわかりません。とはいえ、PSBを使ってみても悪くないと思うので、特に室内飼育の方は一度お試しください。
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