更新日時： 2019年/06月/27日 by aruna
朽木のマットよりも腐葉土を好むとされていますが、オオクワガタが産卵し終わった後の産卵木なども平らげてしまうほどです。そのため、コーカサスの幼虫の餌に関しては好きなものを与えて構いません。
蛹化が最大の鬼門
コーカサスの飼育で一番大変なのは蛹化するときです。
蛹になるとき、何もせずに放置しているといつまでたっても蛹室を作らず、そのまま干からびてしまう場合があります。
これは、コーカサスは堅い土の中でなければ蛹室を作らないからです。そのため、ケースの底に黒土を詰めて、コーカサスが蛹を作りやすい環境を整えるとよいでしょう。
また、大型のオスを作出したいなら黒土でしっかりとした蛹室を作らせないと角が短くなってしまう傾向があると聞きます。
コーカサスの幼虫から羽化までの期間
コーカサスの幼虫から羽化までの期間はオスとメスによって激しく異なります。
小型のメスは一年足らずで羽化しますが、大型のオスの場合一年半もかかることがあります。
そのため、オスが羽化する頃にはメスが寿命を終え、血が途絶えてしまうという「羽化ずれ」が起こりやすいです。
羽化ずれの対策としては、コーカサスのオスとメスを一緒に飼育するという方法や、オスを高温（25度）で飼育して早く羽化させ、メスと時期を合わせるなどの方法があります。
しかし、どちらの方法でも小さいオスしか生まれないことから、コーカサスを飼育していて羽化ずれが起こった場合、ヤフオクなどでメスを単品購入したほうがいいかもしれません。
コーカサスオオカブトの寿命
コーカサスの寿命はとても短く、3か月から半年未満です。特に販売されている個体はワイルド品で歳を取っており、2か月もしないうちに寿命が来ることも多いです。
コーカサスオオカブトのギネス
コーカサスのギネスは120ミリです。コーカサスは飼育下では短角化しやすいため、大きなオスを羽化させるのは至難の業です。
そのため、この120ミリという数字はかなり驚異的で、記録更新はかなり難しいでしょう。
ちなみにコーカサスの野外ギネスは138ミリとなっています。
コーカサスオオカブトの種類
コーカサスオオカブトはスマトラ島やジャワ島、マレー半島に分布しています。最も大きくなるのはマレーコーカサスですが、日本にはあまり入荷しません。
スマトラ島産もあまり見かけることはなく、販売されているコーカサスのほとんどがジャワ島産になります。
コーカサスオオカブトの販売情報（値段や売っている場所など）
コーカサスオオカブトは子供たちにとても人気なので、毎年夏になるとホームセンターなどでも販売されています。
値段の相場は小型の個体で3000円程度～100ミリ以上の立派な個体で一万円前後です。
ちなみにヤフオクでは個人が繁殖させたブリード個体のコーカサスオオカブトを一年中購入することができます。
コーカサスを飼育してみよう！
コーカサスは飼育が難しく、寿命も短いため、あまりブリードにチャレンジする人がいません。
しかし、見た目は三本の長いツノと光沢のあるボディがとても格好良く、魅力的な昆虫です。
是非ともこの記事を参考にしてブリードしてみてくださいね！
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