カブトムシ

アトラスオオカブトの幼虫を死なせずに大きく育てる飼育法

アトラスオオカブトは夏になるとホームセンターでも売られているほどポピュラーな外国産カブトです。
しかし、卵を産ませて幼虫を育ててみると意外とデリケートで、うまくいかないことも多いです。

この記事では、アトラスオオカブトの幼虫を死なせずに羽化させ、なおかつ大型の個体を作出する方法を紹介します。

アトラスは腐葉土や朽ち木を好む

アトラスの幼虫は、カブトムシ用の市販マットよりも、腐葉土を好みます。そのため、大きい成虫に育てたいのなら、昆虫マットに腐葉土を混ぜるとよいでしょう。
腐葉土は再発酵して熱が発生しやすいため、マットに混ぜて加水してから、最低でも数日間は様子を見ることが肝心です。

また、クワガタが産卵し終わった後の朽ち木もアトラスの大好物です。アトラスの幼虫は顎が頑丈なので、バリバリと朽ち木をかじって食べてしまいます。意外とカブトムシの幼虫はなんでも食べるようで、ほかにもヘラクレスの幼虫なども朽ち木をかじることがあるそうです。

アトラスのメスは8か月から一年以内に成虫になりますが、オスは12か月から14か月ほど羽化するまで時間がかかります。
温度が急上昇すると未熟の状態で蛹になってしまい、小さい成虫しか育たないので夏場はクーラーなどで室温を下げるとよいでしょう。

アトラスは蛹化が最大の鬼門

アトラスの成虫や幼虫はとても丈夫ですが、蛹化不全を起こしたり、いつまでたっても幼虫が蛹になれずに死んでしまうというパターンが非常に多いです。
これは、アトラスが柔らかい土を好まないからです。アトラスは黒土などの堅い土を好むため、昆虫マットだけを入れた状態で飼育していると、蛹にならないケースが非常に多いです。

そのため、アトラスの幼虫が成熟し、3令後期になったら、ケースの下半分に黒土を堅く詰め、蛹室を作ることができる場所を作ってあげる必要があります。
また、黒土で育てたアトラスは、そうでないアトラスに比べて大きくなりやすいというデータもあります。

実は、アトラスを飼育していると、体は大きいのに角が短い「短角型」の成虫がよく羽化してきます。これは、柔らかい土の中に蛹室を作ると、羽化できない可能性があるため、本能的に角を小さくして羽化不全が起きにくくしているものだと考えられています。

ですから、アトラスオオカブトの幼虫を飼育するときは、かならずケースの下半分に黒土を敷くようにしましょう。

まとめ

アトラスオオカブトは値段も非常に安く、手に入りやすいにも関わらず、飼育してみると意外と難しいことがわかります。
しかし、幼虫から蛹になるときに黒土さえ敷いてあげれば、うまくいくことが多いです。

ページ:

1

2

関連記事

  1. カブトムシ

    【必読!】ヘラクレスオオカブトの幼虫を大きく育てるコツとは?

    ヘラクレスオオカブトの幼虫は安価で販売されており、ホームセンターな…

  2. カブトムシ

    ダビディスカブトの飼育法や繁殖法をわかりやすくレクチャー!

    ダビディスカブトについて徹底解説します。ダビディスカブトは、ベ…

  3. カブトムシ

    サビイロカブトの飼育・繁殖法を徹底解説!販売情報もあるよ

    サビイロカブトは50ミリにも満たないとても小さくてカワイイカブトム…

  4. カブトムシ

    サタンオオカブトの飼育・繁殖法について

    サタンオオカブトは南米のボリビアなどに生息するカブトムシです。…

  5. カブトムシ

    ネプチューンオオカブトの飼育・繁殖・販売情報

    ネプチューンオオカブトは南米エクアドルに分布する大型カブトムシです…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

  1. カブトムシ

    ゾウカブトの飼育・繁殖について
  2. エビ・カニ(甲殻類)

    サワガニの飼育や繁殖・寿命や販売情報などについて
  3. 海水生物

    【たったの5000円】海水魚を水換えなしで足し水のみで飼育する方法を発見!
  4. ヒラタクワガタの仲間

    スジブトヒラタクワガタの飼育・繁殖
  5. オオクワガタの仲間

    パラレリピペドゥスオオクワガタの飼育や繁殖、販売情報について解説!
PAGE TOP