ゾウカブトは南米に分布する大型のカブトムシです。大きさはヘラクレスやネプチューンよりも小さいですが、重さは世界最大級なので、世界最重量の昆虫と呼ばれています。
そんな迫力満点のゾウカブトの飼育や繁殖について紹介します。
ちなみにゾウカブト属にはエレファス、マルス、アクテオンなど様々な種類がありますし、パチェコやヨルゲンセンなど小型の種類も多いです。
ですが、ほぼすべての種類が同じように飼育することができます。
ゾウカブトの飼育は簡単!
ゾウカブトの成虫は非常に丈夫なので、日本のカブトムシを飼育するのと同じ感覚で飼育できます。
エサは昆虫ゼリーなどを与えていればOKです。ただし、原産地では高山地帯に生息しているので、高温には弱いです。
そのため、夏場30度を超えるような場所で飼育するのは好ましくありません。
転倒に注意
ゾウカブトは体重が重いために転ぶと起き上がれなくなってしまいます。そのため、転倒防止のために枝などをたくさん入れてあげてください。
掴まるものがないとフセツ(足の爪)が取れてしまい、ペアリングや産卵に悪影響が出てしまいます。
ゾウカブトのペアリング
ゾウカブトは羽化して餌を食べだしたらペアリング可能です。
オスはおとなしい性格をしているので、メスと同居させても襲う心配はあまりないです。
数日間同居させればペアリング完了です。
ゾウカブトの繁殖
ゾウカブトはヘラクレスなどと同じ環境で産卵します。カブトムシ用の発酵が進んだマットを敷いた飼育ケースに交尾を済ませたメスを入れます。
具体的には月夜野きのこ園のきのこマットや、フォーテックのカブト一番などが有名ですね。
ここで注意すべきことは、クワガタのようにマットをガチガチに堅く詰めると産卵数が少なくなります。
ですから、ケースの底三分の1程度は堅詰めして、のこりの三分の2はふんわりとマットを乗せます。
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