ヒキガエルの飼育と繁殖について

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両生類
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ヒキガエルは大型の陸上性カエルで、15センチ以上に成長します。
今回はそんなヒキガエルの飼育について説明します。

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ヒキガエルの飼育はカンタン


ヒキガエルの飼育は非常に簡単で、カエルの中で最も楽な部類に入ります。
まず、ヒキガエルはほかのカエルと違いあまり水を必要としません。

野生でも森や草むらなどで生活しており、繁殖期以外は水浴びすることも少ないです。

そのため、飼育ケースもカエルというより、ヤモリやトカゲなどの陸上性爬虫類と同じ完全なテラリウムで飼育します。

また、ヒキガエルは都心の公園などにも生き残っているほど生命力が強いです。そのため、成体は滅多に病気にもなりませんし丈夫で長生きします。

さらに、同じぐらいの大きさのカエルで広いケージであれば多頭飼育も可能です。
60センチ水槽クラスの容器なら2~3匹ぐらいが適正であると思われます。

ヒキガエルの毒について

 

実はヒキガエルには猛毒があります。耳の後ろに毒腺があり、白い毒液を分泌します。
この毒が眼に入ると失明するおそれがありますし、間違えて食べてしまった場合は最悪のケースとして死に至る恐れがあります。

ただし、ヒキガエルはほかの生き物に対して毒を噴射することはほとんどありません。
野生の個体を捕獲したりしても毒を出すことはないです。

毒を絞り出そうとしたり、握りつぶそうとしない限りは無害なのでそこまでデリケートになる必要はないです。
実際、ヒキガエルの毒で被害を受けた人はほとんどいないので大丈夫です。

ヒキガエルの飼育セット


ヒキガエルは先ほど述べた通り完全なテラリウムで飼育します。底に土やミズゴケ、キッチンペーパーなどを入れ、隠れ家と水入れを設置するだけです。
水入れの水は清潔に保ちますが、ケース内は樹上性カエルのように湿らせる必要はありません。

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