金魚の転覆病の原因と治療法

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金魚
金魚

 

転覆病は金魚特有の病気です。
転覆病にかかった金魚は次第に泳げなくなり、最終的に死んでしまいます。
治療法もはっきりとしたことはわかっていない恐ろしい病気です。

今回は、そんな転覆病について説明します。

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転覆病の症状

 

転覆病の症状について説明します。

初期症状

 

転覆病にかかった金魚は、エサを食べた後に浮くようになります。
エサを食べた直後、泳ぐのを止めて水面に浮かんだり、逆に沈んだりします。

また、縦に泳いだり、垂直になっていることもあります。

初期症状の段階では命に別状はなく、元気なことが多いですが、放っておくと症状が悪化していきます。

中期症状

 

転覆病が進行すると、うまく泳げなくなり、常に浮いたままの状態になります。
この状態になると、金魚はなかなか前進できなかったり、ひっくり返ってしまうこともあります。

普段は浮いていても、エサを食べるときは普通に泳げることもあるので、まだ体力が失われないうちは死ぬことはないです。

末期症状

 

転覆病は、末期症状では浮袋が全く機能しなくなります。
水底に沈んだままになったり、水面にあおむけ状態で浮いたままになります。

この状態だと水面や底に触れたままの皮膚が雑菌に感染したり、エサを食べられなくなって次第に体力が衰え死に至ります。

転覆病の原因

 

転覆病の原因ははっきりとしたことはわかっていません。
転覆病にはいろいろな原因があるとされ、時には複数の原因が重なり合って発症するものと考えられています。
また、転覆病は琉金やピンポン、ランチュウなどの丸い金魚にしか見られないというイメージがありますが、そうではありません。
和金やシュブンキンでも転覆しますし、ごくまれにグッピーなどの熱帯魚でも発症します。

原因①浮袋の異常

 

転覆病の原因として一番ポピュラーなのは浮袋の異常です。
秋口や春先など、温度変化が激しい季節に浮袋が誤作動してしまい、まともに泳げなくなるものです。
たしかに季節の変わり目には転覆病になる個体が多いため、これを予防するにはヒーターで温度を一定に保つとよいでしょう。

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