更新日時: 2019年/06月/27日 by aruna
たしかに、熱帯魚店などに行っても、レッドラムズホーンは専用のプラケースなどに詰め込んで売られています。そのケースを見ると稚貝や卵がびっしりとついていて、こういう小さいケースで過密飼育したほうがレッドラムズホーンを効率よく増殖させられると思われます。
ちなみに、レッドラムズは水槽よりもなぜかプラケースのほうが繁殖しやすいと言われており、私自身もその効果を実感しています。
具体的なやり方は、プラケースにマツモやウィローモスなどの水草を入れて、レッドラムズを数匹投入しておくだけです。あとは水質が酸性に傾かないようにたまに水替えしておけば、一か月もすれば大量の卵を産んでいるはずです。
卵の殻でカルシウムを補給させる
最後に、レッドラムズホーンの貝殻はカルシウムでできています。
カルシウムは水槽の中にはあまり存在していません。
そのため、レッドラムズを健康に育てるためには卵の殻などカルシウムが多く含まれたものを水槽に投入する必要があります。ただ、魚の死骸(骨)やエビの抜け殻にもカルシウムは含まれています。そのため、私は魚が死ぬと死骸を取りださずに放置しておき、レッドラムズホーンにわざと食べさせています。
こうして水槽内で栄養素を循環させれば、卵の殻などを入れなくても半永久的にレッドラムズホーンを増やし続けることができるでしょう。
レッドラムズを増やしてみよう
レッドラムズを飼育すること自体は簡単ですが、ずっと維持し続けるのは意外と難しいです。特に水草水槽は水質が酸性に傾きやすいため、弱アルカリ性の水を好む貝類が増えにくい環境にあるためです。
ですから、こまめに水替えしたり、肉食性のエサを与えたり、繁殖専用のプラケースを作ったり、いろいろと工夫してみるのがよいでしょう。
コメント