ノコギリクワガタ

誰でもできる!ノコギリクワガタの飼育・繁殖法

 
ノコギリクワガタは私たち日本人にとって、もっとも身近なクワガタムシです。
今回はそんなノコギリクワガタの飼育法や繁殖法について紹介します。
 

ノコギリクワガタの成虫飼育法

 
ノコギリクワガタの飼育は非常に簡単で、昆虫ゼリーとマット、飼育ケースさえあれば誰でも飼育できます。
ただ、一点だけ注意すべきなのは、オスの気性が非常に激しく、ペアリングの際にメスを傷つけることが多いことです。
 
ですから、ペアリングするときはメスの上にオスを強制的に乗せる「ハンドペアリング」を行うことをおすすめします。
ちなみに野外で採集してきたメスはすでにペアリング済なので、そのまま産卵セットに移行させます。
 

ノコギリクワガタの産卵方法

 
ノコギリクワガタのメスは、卵を朽ち木ではなく、昆虫マットに産み付けます。特に、微粒子のマットを好むので、市販の埋め込みマットよりも産卵用の少し高価なマットを使ったほうが多くの卵を得ることができます。
 
具体的には、フォーテックのヒラタ・ノコ一番や、月夜野きのこ園のきのこMATなどが実績が多く、たくさんのブリーダーに愛用されているようです。
 
産卵セットの内容は簡単で、まずプラケースやビンなどにマットを堅く詰めます。容器の半分ぐらいまでマットを堅く詰めたら、ふんわりとマットをかぶせて完成です。
ちなみにマットの湿度ですが、オオクワガタなどよりも若干高めがよく、少し湿らせた方がよいでしょう。感覚的にはマットの塊を軽く握って団子になるぐらいがちょうどよいと思います。
 
あとは産卵セットにメスを入れて、3週間ぐらい放置しておくと、ケースの底に卵が産みつけられているでしょう。
 
私の経験では、一リットルぐらいのブロー容器にマットを詰めて、メスを入れておくだけで10個ぐらい卵が取れていました。国産ノコギリクワガタは繁殖力が強く、クワガタムシの中でも産卵させやすいので、是非お試しください。
 

ノコギリクワガタの幼虫飼育

 
ノコギリクワガタは菌糸ビンでも育てることができますが、多くの人はマットを使っています。マットの方がコストがかからないからというのもありますが、ノコギリクワガタは新しい菌糸を好みません。菌糸ビンを使うなら、数か月熟成させてから使ったほうが大きな幼虫に育てることができます。
 
また、3令幼虫の後期以降は、菌糸ビンに入れると暴れまわって幼虫が痩せてしまい、小さな成虫になってしまいます。ですから、菌糸ビンを使うのは三令幼虫の中期までで、以後はマット飼育に切り替えると大きな幼虫に育ちやすいです。
 
ちなみにノコギリクワガタは成長が意外と早く、オスでも一年以内に羽化するものがほとんどです。
 
しかし、成虫になった後は一年ぐらいほとんど動かず、休眠状態になってしまいます。
 
そのため、新しく羽化した成虫をブリードできるのは、それからさらに一年経過した翌年の夏まで待つ必要があります。
国産ノコギリを育てるのは、トータルで2年かかるため、あまりブリード品が流通しないという裏事情があるのです。
 

ノコギリクワガタの採集法

 
ノコギリは繁殖力が強いため、新宿御苑などの都会のど真ん中でも林さえあれば生息しています。カブトムシが生息していれば、ノコギリも生息しているとみて間違いないでしょう。
明かりに集まってくるので、林の近くの街灯などを見回ると、たまに成虫が転がっています。
 
さらに、河原沿いのヤナギの木なども好んで集まるため、バーベキューなどの河原遊びのついでに河川敷の林を見回るとたいていは捕まえることができます。
 

ノコギリクワガタの種類

 
日本には、ノコギリクワガタのさまざまな亜種が生息しています。
 

トカラノコギリクワガタ

 
トカラノコギリは、鮮やかなオレンジの体色がとても美しい亜種です。そのためノコギリの中でも一番人気があり、昆虫ショップでも高値で販売されています。トカラ諸島で昆虫採集が禁止になったため、今ではあまり見かけなくなりましたが、ヤフオクなどではたまに販売されています。
 

アマミノコギリクワガタ

 
アマミノコギリクワガタは、日本に生息するノコギリクワガタのうち、一番大きくなります。野外でも80ミリ近い個体が採集されているため、飼育下でも普通のノコギリよりも一回り大きくなります。体色も真っ黒のボディが味わい深く、一部のマニアからとても人気があります。
 

オキナワノコギリクワガタ

 
オキナワノコギリクワガタは、沖縄本島などに生息する亜種です。大型個体でも顎が湾曲せず、中歯型のような真っすぐな顎が印象的です。また、体色も本土のものよりも明るいため、夏になると全国の昆虫ショップで販売されています。
 

ほかにもたくさんの種類がいる

 
ほかにも、ヤクシマノコギリ、オキノエラブノコギリ、ハチジョウノコギリなど、まだまだ日本にはノコギリクワガタがいます。
 

ノコギリクワガタのギネス

 
ノコギリクワガタのギネスは、76.8ミリです。野外ギネスが77ミリなので、まだ伸ばせる余地はあると思われますが、飼育技術が解明されていないため、ギネス更新はかなり困難だと思われます。
 

ノコギリクワガタの販売情報

 
ノコギリクワガタは、全国の昆虫ショップだけでなく、夏になるとホームセンターや地方のサービスエリア、道の駅などで多数販売されています。相場は1000円~2000円前後と、かなりお求めやすい値段です。
あと、ヤフオクでも個人のブリーダーや採集家がタダ同然の価格でたたき売りしています。しかし、さっき書いたようにノコギリクワガタは日本全国の林に生息しています。是非一度採集してみてください。
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