更新日時: 2023年/09月/03日 by aruna
メダカの卵は放置しておくと他のメダカに食べられてしまいます。ただ、産み付けられた直後に食べられることはあまりないので、見つけたらすぐに採卵しましょう。
抱卵しているメスはだいたい数時間以内に産卵するので、数時間おきに水槽の中を観察しましょう。
卵は素手で採卵しても大丈夫
メダカの卵は非常に硬く、手で摘んでも潰れることはありません。産卵床に産み付けられた卵は手で剥がしても大丈夫です。このため、素手でつまんだりしても大丈夫ですし、ピンセットでつまんでいる方もいます。
ちなみに私はメダカの卵を採卵するとき素手でつまんでいますがそれが原因で孵化率が下がったり死んでしまうことは今まで一度もありません。
具体的なメダカの採卵法
具体的なメダカの採卵方法について説明します。
産卵床ごと取り出す採卵法
卵をいちいち採卵するのではなく、産み付けられた産卵床ごと他の容器に移すやり方があります。特にたくさん卵を管理している方などはこのやり方を行っています。ホテイ草などはよく増えるので産卵床ごと隔離する採卵法に合っていると思います。
また、バケツにメダカと産卵床を入れておき、一週間したら別のバケツに親メダカだけ移すというやりかたもあります。この採卵方法は「親抜き」と呼ばれており、大量にメダカを繁殖させている業者はこの方法を用いています。
強制採卵法
さらに、お腹に卵をつけているメダカを取り出して強制的に採卵する方法もあります。メダカを網ですくって、おしりについている卵を指で摘んだり、綿棒や筆を使って卵を分離します。中には素手でメダカの尻から卵を摘んで採卵している方もいます。
この方法がある意味最も効率がよい採卵方法なのですが、親メダカがダメージを受けるので病気になったり傷ついて最悪死んでしまうため注意しましょう。
私も、卵を産卵床に付けないメダカの場合は素手で採卵していた時期がありましたが、やはりメダカを傷つけてしまうため現在はやっていません。
具体的なやり方は網でメダカをすくって、指で卵をつまみ取ります。コツはメダカに触れるのではなく、文字通り卵だけを指でつまむとうまくいきます。意外と簡単ですが、毎日やるとメダカにダメージが大きいため数日に1回程度しか採卵しません。
採卵した卵の管理方法
採卵した卵は別の容器で管理します。詳細はこの記事を参照して下さい。
メダカの卵がたくさん取れる方法
メダカの卵がたくさん取れる採卵方法について説明します。
たくさん取りたいなら底砂を入れない
まず、メダカの卵をたくさん採卵したいのであれば、底砂を入れてはいけないということです。メダカは全く卵を産んでいないように見えても、単に底に落ちてしまって卵が見つからないということだけというケースもあります。
底に沈んで落ちた卵は回収されることなく、他のメダカに食べられてしまいます。底に砂を敷いていないと落ちた卵を網ですくって回収できるので、たくさん卵を回収したい方にはおすすめです。
コメント