金魚の赤斑病や穴あき病の原因と治療法を解説します。
赤斑病・穴あき病の原因
金魚の赤斑病や穴あき病の原因は、細菌による感染症です。
感染症というと難しく感じますが、
人間で例えると、傷口からばい菌が入って化膿するのと同じです。
皮膚が細菌に感染してしまい、化膿することで充血して赤くなるのが赤斑病、さらに化膿が悪化し、溶けて穴が空くのが穴あき病です。
穴あき病や赤斑病を引き起こす細菌は、エロモナス菌やカラムナリス菌だと言われています。
これらの細菌はどこにでもいる常在菌で、水槽や池の中に存在します。
ですが、健康な金魚なら粘膜にガードされているのでこれらの細菌に感染しないので、穴あき病や赤斑病とは無縁です。
しかし、
・水質の悪化
・寄生虫(白点病・エラ病など)
などよって粘膜が傷つくと、そこから細菌に感染し、赤く充血したり穴が空いたようになってしまうのです。
実際、重度の白点病などに皮膚が侵された金魚はいたるところが赤くなっており、赤斑病の症状が出ています。
そのため、赤斑病、穴あき病の治療は、単に抗生物質によって細菌を除去させるのではなく
換水による水質浄化
寄生虫の駆除
が必要です。
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